ギリシャとインドの花3
一方ギリシアでは、陶器の壺は高度の芸術品がつくられたが、その上に描かれた模様は人間の姿をした神々の絵が多い。
陶器の上の絵といえぱわれわれは花と鳥あるいは幾何学紋様を思い浮かべるが、ギリシアでは人間の肉体美がおもなテーマになっている。
彫刻も同じことで、半裸、全裸の男女の姿がみごとに刻まれている。
半裸体、全裸体の彫刻が多いことは、古代インドの彫刻も同じである。
豊満な乳房をおしげもなく裸出している。
それらの彫刻の中には神々のエロティックなシーンを入念に仕上げたものもでてくる。
野菜 種や花や鳥より、いちばんの興味は人間、人間の肉体に集中しているというわけである。
これはヒューマニズムというものなのだろうか。
ヒューマニズムという概念は、いろいろの哲学的な虚飾を全部脱ぎすてれぽ、人間のヌードに到達するのだろうか。
それとも神々のヌードかもしれない。