ギリシャとインドの花4
ギリシァとインドの二大文明はこんなところまで共通性がきわめて高いということになる。
ギリシアとインドの文明の共通性格をながながと記述したのは、花卉園芸文化が両方とも例外的に未発達に終わったという共通性が、なにも例外的な現象でなく、西方の文明の大きな共通性の一例でしかないということを理解してほしかったからである。
地中海地域でギリシアについで登場してきて強大な国家をつくったのはいうまでもなくローマである。
ローマ人の住居はポンペイの遺跡というタイム・カプセルに原形のままよく残されている。
ここにはギリシアとちがい、パティオ型の後庭をもった住居がはっきり残されている。
このパティオはとうぜん造園され、庭木や花 種が植えられていた。